トライアスリートの子育て日記

写真と料理と子供が好きなへっぽこトライアスリートの日記です、当面の目標はロングの代表内定

潮風の香りは銀色の雨の匂い

久しぶりの更新、いつもは夜練習の時間だけど、今日はブログの更新をしようと思う。

僕の好きなエッセイに「雨の降る日曜は幸せについて考えよう」というエッセイがある。今ではすっかり有名になった橘玲さんが、まだ知る人ぞ知る作家だったころに出版した本だ。特に後書きがとても好きで、人生の美しさを「銀色の雨の匂い」と象徴した一文が印象的だった。
※こちらから読めます:AIC:海外投資を楽しむ会:知的幸福の技術:あとがき

この本との出会いは遡れば物凄く昔のことになるんだけど、まだ僕が高卒で派遣会社で働いていた頃、派遣先の企業で知り合った先輩(仮称Mさん)が教えてくれたのが出会いのきっかけだ。

その頃の僕は、大きな夢や希望も、金も知識も、努力をする根性も、自分にはこれだって打ち込める何かなんてものもなくて、ネットで齧った知識をひけらかす頭でっかちな人間だったように思う。

そんな日々の中で生きてると将来への漠然とした不安みたいなものはあって悶々と過ごしていた。

元々僕はMさんとは反りが合わなくて結構職場でバチバチしていた。けれど聡明な人であるということは認めていた。その聡明さが鼻についたのか、自分にはない何かを持ってることに嫉妬していたのか、そしてそれが小競り合いの原因だったのかは今となっては詳しく覚えていない。

Mさんは僕より年齢が20個ほど上で、大学に通いながら仕事をしているという話だった。昼休憩中もレポートを仕上げたり、将来のために勉強していたりと、とても努力家な人だった。

そこで僕はMさんに「僕も今から努力すれば公認会計士になれますかね?」みたいな質問をした記憶がある(弁護士だったかもしれないし、はたまた税理士だったかもしれない)。

そしたら「何馬鹿なこと言ってんだよ、まだ何にでもなれる年だよ、俺みたいなおっさんだって未来に向かって生きてんだよ」と回答が返ってきた。

「才能とか必要じゃないんですか」と食い下がったら「確かに最後に勝負を決するのは才能だけど、努力をしないやつは先ずそこまで辿り着かない」みたいなことを言われた気がする。

その時僕は「この人の言ってることを信じてやってみよう、どうせ今より悪くはならない」と覚悟を決めた。その日からMさんととっても仲良くなった。

Mさんは社会人としての所作から勉強の仕方、その他にもいろいろなことを教えてくれた、けれどいつも答えは教えてくれなかった。「ノウハウは教えてやるから答えには自分でたどり着け」ってことを暗に示していたのは、当時の僕でも流石にわかった。そして答えにたどり着いたときは、きちんとそれが答えだってことは教えてくれた。

僕もMさんにならって働きながら大学に通いはじめた、そして4年で卒業した。4年間でいくつかの会計の資格を取得し、英語がある程度話せるようになった。この4年間は今の僕を形成する土台になっていて、様々なものを獲得したように思う。努力を楽しむメンタリティー・目的地に向かって我武者羅に走り切る狂気・達成の先にある充実感と自己肯定感。今振り返るとこの日々は、僕の人生の黄金の時代だったのだろう。

派遣チームが解散しMさんと職場が変わってからも交流は続いた。人生で困ったことがあったらまずMさんに相談したし、可能な限り1年に1度は会食をしてお互いを鼓舞した。

あれから途方もなく長い時間が経った、Mさんは今独立して企業向けのコンサルティングをやっている。僕は結局会計士にはなれなくてサラリーマンをしている。大きな変化としては、妻子を持つ身となり、先月に第二子が生まれ二児の父になった。

出産は総力戦で、家族一丸となって頑張った。妻はお産、娘は初めての一人での祖父母の家へのお泊り、僕は…なんだろう…立ち会ったけどおどおどしてただけかな…。

とっても元気な男の子、名前はMさんの名前の読みを頂くことにした。漢字は妻が事前に決めていた。病院からの帰り道、そのことをMさんに電話で報告すると「隠居しようと思ってたけど、そんな事言われたら、もう1回くらい人生頑張らんとなぁ」とMさんらしい反応が返ってきた。

それから会議と称して5時間ほど電話で話した、今回の出産のこと・仕事のこと・時事ネタ・好きなAV女優、他愛も無い話だ。夜も白みかけてきたのでひとまず電話を切り、僕は日課のランニングに行くことにした。だいたい20キロくらい?いつものコースだ。

いつもの海沿いの公園で海に目をやると、とっても綺麗な朝焼けが広がっていた。

さっと吹いた潮風の香りから銀色の雨の匂いがした。

きっと僕は今も黄金の時代を生きている。

2022年6月20日週のトレーニングレポート

*記憶が曖昧なので内容も曖昧な記事になります
6月20日週のトレーニングサマリー、練習時間的には15時間に満たないくらい。まぁ妥当な数字か。

6月20日 オフ
月曜なので例に漏れずオフ、スポーツ整体に行く。

6月21日 ランニング:14km+自転車:ランプテスト(FTP計測)
ガーミン745が着弾、使用テストを兼ねてランニング14km。ガーミン745がめちゃくちゃ便利で、食洗機・スマートローラと並び壊れたらその日に買いに行くものリストに追加

ガーミン745

その後妻とみなとみらいで合流し、久々のデート(子供は保育園)、パスタを食べた

頂に鎮座するアイスバイン的な何かが美味しかった

家族が寝た後にZwiftにてRamp test、現在のFTP 194W/65kg、ギリ三倍に届かず。

6月22日 自転車:40km/1200m up
Moutain8を二回くらいのぼったのだと思う。父の日のプレゼントでFlipベルトを貰う。ランニングの装備が日に日に充実する

ありがとうございます、大切に使います

6月23日 ランニング10km+自転車:40km/1200m up
寝起きに10km走る、多分この日もMoutain8を二回くらい登ったのだと思う。
時間があったので、日産ギャラリーGT-Rを見に行く。

誰か買ってください

6月24日 ラン5km
アクティブレストで5km走る、小径車を洗車

チェーンをピカピカにする

6月25日 自転車:40km/1200m up+ラン7km
この日もMoutain8×2、ランは多分ジョグペース。知り合いよりフレームが着弾

世界に1台だけみたいですよ

6月26日 自転車:40km/1200m up ラン10km
この日も起きて、Moutain8×2、その後娘とみなとみらいに出撃

画像

家族がネタ夜中に5000m TT+5キロ流し、5000M TTは24分台で、22分台に持っていきたいところ。将来的には15分台まで伸ばしたい。そんな感じの一週間

2022年6月13日週のトレーニングレポートとカレー

いい天気、絶好の洗車日和なので整体に行き洗車をした。それと今日から第二子の出産に向けてしばらく仕事を休職する。父親が育児休暇を取りやすい時代になりつつあり、世の中が変わったことを肌で感じている。

6月13週の総トレーニング時間は約16時間、ラン:63km・自転車:202km/3992m up、木曜に100kmほど実走を入れたので、バーチャルオンリーの週よりは実働時間は少ない。これは信号待ちやライド前後での整備等があり、4時間のトレーニングでも実質の拘束が7時間ほどになるためだ。

サマリー

6/13 オフ
この日はオフ。何をやったかもはや覚えていないが、カレーを作ったことだけは覚えている。

インド土産(数年前に大量にもらって、未だに残っている)のスパイスとヨーグルトで鶏胸肉をマリネ

飴色たまねぎを作り、冷蔵庫に残っていた適当な野菜と一緒に↑を炒め、最後にコンソメスープでカレーにする

僕は鶏胸肉が焼き立てを除いて余り好きではないのだが、この食べ方ならいくらでも食べれる気がする。グラム単価で考えると、鶏胸肉はアスリートの味方のため、美味しく食べれるノウハウを習得しておくと、トレーニングの栄養管理がいい感じに回りだす。

6/14 ラン 10km ペース走:自転車 SST16km/700m up +フリーライド19km/630m up
この日も早起き、10kmを5分40で刻むペース走の後、自転車でSSTを敢行。SSTは3本目で撃沈、ターゲットパワーの設定値を下げたほうがいいのかもしれない。この日もカレーを作り美味しく頂いた。家族が寝た晩にフリーライド1時間を実施

煮込んだ写真は取り忘れた

6/15 ラン 10km ペース走:自転車 フリーライド 27km/1000m up 
起床後にRoad to Skyを実施、ライド中のお供にワイルド・スピードアイスブレイクを視聴開始。ジェイソン・ステイサムがトニー・スタークみたいなキャラ付けになっていることに違和感を感じるも、細かい事を考える映画ではないと一人でセルフ納得。その後、カレーを作る。余談だが、私のスマートフォンはAQUPS R6というライカがカメラ機能を監修したカメラなのだが、このカメラは本当にピントが合わない。ピントの合わせにくさまで再現しなくていいのに。

今日はつけ置いた写真を撮り忘れる

夜はランニングをペース走、5分40秒を刻みながら走る。実際は5分45秒位のペースだった気がする。

6/16 自転車:実走 100キロ
この日は有給を取得。子供を保育園まで送っていった後、自転車にて実走を行う。いつもの100キロコース。ライド中にほとんど写真を撮る習慣のない私なので、写真はほとんどない。

かろうじて撮っていた海の家建設中の写真

ケイデンスが平均90RPMで回せるようになっていて、ライドの幅が更に広がったことを実感する。この日のお昼はケンタッキー、補給食はブラックサンダーフラペチーノ。実走のときは食べたい物を食べるようにしている。

黒より白のほうが美味しいと思います

6/17 ランニング:ジョグ12キロ
前日は自転車オンリーだったため走っておく。ただ疲れが溜まっていたのでジョグ。バスマティ米が中途半端に残っていたのでビリヤニを作成。パラパラ感が足りない。

6/18 ラン:18キロ(うち5キロ 1km*5インターバル)+自転車:フリーライド 18km/600m up
この日は早くから起床しインターバルを実施、タイム設定は4:50、実際は4:42くらいで走れた。学生時代の苦手意識でスピード練習は敬遠していたのだが、今あらためて実施すると速度もそこそこ出るため面白いことに気づく。終わった後に吐きそうになるのは今も昔も変わらないが、メニューに積極的に取り入れていこうと思う。この日はケバブがどうしても食べたくて、家で作ろうと試みるが、下味にしくじりシュクメルリ風のスパイスカレーとなった。

これはこれで美味かったが、次回はうまくやりたい

午後から娘をデートに誘うも、ママと二人の世界に入っていたためパパはふて寝。久々に1日の大半を家で過ごしたように思う。夜はおなじみMountain8、アイスブレイクを見終わる。

6/20 ラン:10km ペース走 +自転車:フリーライド 16km/550m up
午前3時に目が覚める、土曜に昼寝をしたせいだと思われる。やることもないのでZwiftにまたがるも、1週間のトレーニングの疲労を感じたので、130ワットくらいでダラダラ1時間フリーライド。その後、眠気が襲ってきたため二度寝。8時位に目が覚めたので、ランニングを10km実施、ペース設定5:30。この日初めてペースをリアルタイムで確認しながら走ったが、練習の質が明らかに上がったことを実感、5:17くらいでメニューを完遂。ガーミンが欲しくなる。昼に妻の作った麻婆豆腐を食べて子供と浅草へ出撃。先週も来たため、ほとんどの遊具を難なくクリアして子供の成長の速さを感じた。疲労がかなりたまったので夜練は無し。帰宅後にガーミンをポチって子より先に寝落ち。そんな感じの1週間。

浅草感皆無の写真しか撮ってない



 

早く走るために早く走るしかない

こんにちは、金曜日はその日の気分でレストにしたり練習日にしたりしている。土日にハードな練習を計画しているときは休むし、火・水・木の練習が物足りなければ、練習する。今朝は昨日の自転車の疲れが残っていたので、軽めのペースで5キロほど走った。

表題の件、「早く走るために早く走るしかない」(某元総理の息子構文でではない)。
人の走る速さはストライド(歩幅)とピッチ(足の回転数)で決まる、自転車の場合はギア比とケイデンス(ペダルの回転数)で決まる。私は余りきつい練習が好きではないので、似たようなストライド×ピッチ・ギア比×ケイデンスで走ることが多かった。しかし、このような練習の積み方をしている場合、速度の限界に必ずぶち当たる。

ギア比とストライドは上限がある

一般的に大きなストライドを取ったり、重いギア比でトルクをかけて自転車を漕ぐのは、筋肉をメインに体を推進させていく。反対に高ピッチで足を回したり、軽いギア比でケイデンスを稼ぐような走り方は、心肺機能を使用し走っていくことになる。動力源となる体の部位が異なるのだ。

現実的にギア比とストライドには限界がある、人間の足の長さは生まれつき決まっているし、ギア比は最大でも55t*11t(現行システムの場合)になるのだ。つまり最終的にはピッチやケイデンスを上げるしかない。また、幅広いケイデンス・ピッチを網羅することで、柔軟性に富んだ走りが可能になる。

ただこの練習が中々キツイ。中枢神経系が適応していない状態(そういった動きに慣れていない)で行うと、普段よりペースが遅いにも関わらず普段より疲れる。神経が高速な動きに順応していないのだ。僕自信、自転車はかなりのトルク型で、常用ケイデンスが70前後だった(自転車乗りの方ならわかると思うが、これはかなり低い)。そこでケイデンスの改善に取り組んでみた。

常用ケイデンス90~100を目指す

自転車界では、ランス・アームストロング(めっちゃ早い人)の「常用ケイデンス90」が理想値と言われている、筋肉と心肺の使用バランスが良いらしい。昨今では80という説も唱えられているが、未だケイデンス90神話の信者の方が多いように思う。そこでひとまず私も90を目指すことにした。また実業団以上のクラスで戦うような人たちは、瞬発的に200といった数字を叩いたりするらしい。

練習内容はケイデンス100で1時間、これを気が向いたときに実施

パワーと速度は無視・平地で100RPMで1時間、ただそれだけ。はじめの頃はケツが浮いたり、足の動きがカクついたり大変だったが、2週間位もしてくるとだいぶ慣れてくる。回すペダリングというのを体が理解してくる。インターネットで「ケイデンス 上げ方」等でググると、様々な知見が出てくるが、最終的には実践の中で試行錯誤して、自分にあったやり方を見つけるのが一番いいように感じる。人の体の動かし方は、言葉で説明され、其のとおりにやればやれるほど単純な世界ではないように思う

こんな感じの練習を気が向いたら実施



練習の成果を実走で確認

2ヶ月ほど練習したので成果を実走にて確認、目標は平均90超えとした。コースは比較的よく使う平坦基調の100kmのコース。以下が分析データ。

平均ケイデンス 90超えを達成。スピードも平地だと32km~35km/h くらいで走れている(今までは平地だと28~30km/hの巡航が主だった)。あと、ギアの選択が上手くなった。トルクで走っているときは、勾配も力で押し切ることが多かったが、狙っているRPMにアジャストしたギア比の選択ができるようになったように思う。ただ、ギアの頻繁な変更はパワーロスになるので、同一ギア比で平地では100RPM・緩斜面では90RPM・激坂では70~80RPMといったような、フレキシブルなケイデンスの調整を心がけていきたい。

苦手な練習こそ伸びしろ

「自分の得意・好きな練習のみを行う」といったホビーレーサー・ホビーランナーは多いと思う(僕もそのうちの一人)、もちろん、運動は趣味で遊びなので、それで良いと思う。しかし、もし本気で記録やレースに挑戦したりする方で、←に該当し、今伸び悩みんでいるのであれば、ぜひ苦手な練習に積極的に取り組んでみてほしい、今回の事を通して苦手な分野にこそ大きな伸びしろが潜んでいるよう感じた。

 

 

 

体重が30kg減った

今日は生憎の雨、私の地域は昼から降るという予報だったけど、期待を裏切られて朝から雨。そんなこともあろうかと早朝にランニングしといて良かった。仕事も趣味も転ばぬ先の杖。

ここ半年間、毎日体重計に乗るようにしていたのだけれど、今日の計測値が64.7kgを示した。全盛期の体重は、0.1トン(たしか95kg)にせまる勢いだったので、約30kg体重が減ったことになる。もちろん人間の体重は浮腫や疲労、体内の水分含有量など、浮動的な要素が多く、明日には65kgを上回ると思うのだけれど、運動をはじめて半年で30キロ落とした今日をひとつの節目として、今回の経緯を記事にしておこうと思う。

オムロン

痩せようと思ったきっかけ
元々僕は、学生時代はバスケをやっていたということもあり、かなり痩せ型だった(現役時代は身長170で体重が50キロくらい)。しかし、社会に出て、酒の味を覚え、料理を趣味にするようにしてから、体重が増加の一途をたどり、全盛期は0.1トン(95くらいで高止まりした)近くをマークした。しばらくは問題なかったが、昨年末あたりから体のいたるところに不調を感じ始めた。おそらく糖尿病一歩手前で、高血糖から来るイライラ、激務によるストレスや、ストレス解消のための飲酒、そしてそれらによる家庭の軋轢で、心身ともにボロボロの日々を送っていたように思う。そんな日々の中で、子供の寝顔を見ながら「このままではいけない」と思ったことが最初のきっかけ。

仕事で尊敬されるよりも家族に尊敬される人になろうと思う
僕の人生は、仕事とそれにまつわる勉強だけはストイックにやってきた人生だった。自身の能力が証明される精神性、部下・同僚・上司からの承認、そういうものの奴隷だったように思う。転職を考えてるという話を誰かにすると、数日以内に複数の会社からお誘いをの電話を頂けるくらいには、業界内でも認められていた(狭い業界なのだ)。
しかしそんなある日、急に体の不調を感じ医者にかかった。其の結果、高血圧・高血糖・高脂血なので、生活習慣の見直しを提言された。

毎日遅くまで仕事をし、そして同僚や上司と居酒屋に繰り出し、健康を害し、それらのストレスを家族にぶつける日々、そういうものにホトホトに嫌気がさしていた事もあったので、今回は本気で生活習慣の改善をしようと決心をする。そして、これからは、仕事ではなく家族に尊敬される父親になろうとも思った。

まず買ったのはスマートローラ
元々ロードバイクをしていた僕は、スマートローラを買って家でエクササイズを出来る環境を作った。家でのエクササイズにこだわっていた理由は主に以下の2つ。

バーチャルの勾配に応じて負荷が変わる


・天候に左右されず、かつ質の高い運動が可能
実は運動に本気で取り組んだのは、今回が初めてではなく、2年前にも一度実施したことがある。毎月自転車で1200キロを走り、3ヶ月で95キロから80キロまで落とした(仕事が忙しくなり中断した結果、半年でもとに戻ったが)。ただ自転車の欠点は、2時間の運動しようとすると、1セッションでの拘束時間がゆうに3時間を超えるのだ、なぜなら日本の道路は信号が多いから。とまらずに走れる距離なんてたかが知れている。ワークアウト中、1時間は無駄な時間を使っているのだ。
しかしスマートローラであれば、無限に止まらずに走り続けることが可能(飽きなければ)、まずそこが1つ目のポイント。

・家族との時間を最優先しつつも、ワークアウトの実施が可能
そして2つ目のポイントだが、今回の運動は家族と自分の将来のために行おうと思ったので、トレーニングのために家族との時間が疎かになるようなことがあってはいけないと思ったからだ。だから今でも屋外トレーニングの時間は、家族が寝てる早朝と、家族を寝かしつけた夜に行っている(例外として土日のみ、朝の11時まではトレーニングの時間で使わせてもらっている)。ただ、屋内でのワークアウトであれば、妻と娘が二人で遊んでる時間(ぱぱが除け者にされることはままある!!)や、お昼寝をしている時間、そういった家族との時間のスキマ時間を使ってトレーニングが出来る。

ダイエットの鉄則は消費カロリー>摂取カロリー
糖質制限ダイエット・脂質ダイエット・ケトジェニックダイエット・置き換えダイエット等など、世の中には様々なダイエット方法がある。ただ、一つだけ確実に言えることは消費カロリー>摂取カロリーの不等式が一番大事ということ。この不等式が成り立たなければ何をしても痩せない。そして、脂肪は1キロ 7200キロカロリーなので、一ヶ月で5キロ痩せたいのであれば、一ヶ月のカロリー収支をマイナス36000にすればいい。まずはこれが基本。

以下は僕のやったこと
最初のターゲットは一ヶ月でマイナス5キロ、上記を元とし以下の計画を建てた
・習慣的な飲酒はやめる
まずひとつ目はこれ、習慣的な飲酒をやめる。
酒を飲むと様々なことに歯止めが効かなくなる・翌日のワークアウトで追い込めなくなる・翌日の基礎代謝も下がる。なので飲む理由がなければ飲まない。そして今年は一滴も飲んでいない、この半年間は、会食に行ってもソフトドリンクかノンアルコールカクテルしか飲まなかった(周りの皆さんはもちろんアルコールを楽しまれる)、そもそも、楽しいメンバーとの会食は酒がなくとも愉快だし、酒を飲まねば楽しくない会食などハナから行かない方がいい。*もちろん会食に行く機会は極端に減ったが。

・痩せることが目的ではなく、あくまで結果として痩せることを目指す
2つ目、痩せるためだけの出力など、人間たかが知れているのだ。仮に達成できたとしても、目標を痩せることに置くと「痩せたあと何もしなくなってリバウンド」なんてことになりかねない。なので僕は自転車のイベントで75分以内の完走を目標に、其のためのトレーニングの結果痩せることにしようと思った。
*今では更に大きな目標を掲げている

・家族と仕事に迷惑をかけない
家族に迷惑をかけないのは言わずもがな、仕事でも必要以上に出力することは辞めにしたが、必要未満の出力では会社に迷惑がかかるし査定にもひびくので、仕事に影響の出ないように配慮。

あとは実直に、1週間のカロリー収支をマイナス7200になるように計算して生活するだけ。元々基礎代謝は2000キロカロリーを超えていたので、一週間の運動量の合計消費カロリーを7200に調整、これは途方もない数字のように思えるが意外と簡単。自転車でライド時間2時間半くらいを毎日走れば良い、朝1時間の夜1時間、空き時間で30分で良い。そして日々の食事を栄養バランスに気を使い2000キロカロリー以内に納める。これだけで3ヶ月で18キロ痩せた。(おそらく食事についてもかなりストイックにやっていたので、一週間のカロリー収支がマイナス9000キロカロリーくらいになっていたと思われる)。

3ヶ月もそんな生活を続けていると体も運動に順応してくるし、脚力も伸びてきて単位時間あたりの消費カロリーは増えてくる。何より体が動くと楽しいので、日々のトレーニングが趣味みたいになってくる。この時点で体重が90-->72くらいになる。それ以降は基礎代謝が落ちたのか、飯の食い過ぎなのか、月に2キロ程度しか落ちなくなった。ただ、もうこのレベルになってくると痩せるとかはどうでも良くなっていて、より早く・より強くなるために運動をしている状態になるので、体重の変動で一喜一憂することはほぼなくなった(ワークアウトに回復を追いつかせるために食事量も増えている)。20歳の時より体重が10キロ(20歳の時:55キロ・今:65キロ)重いにも関わらず、20歳のときのスーツがブカブカで着れなくなった。

あと、体重が75キロを切ったあたりからランニングも始めた、ランニングの内容はいずれ別途記事にすると思うが、今は自転車よりランニングのほうが充実度が高い。

痩せて良かったこと
まず、文字通りに「人生が変わった」、自分に自信がついたし、健康診断でオールAを叩き出すレベルに健康体なった。体を動かすことが苦ではなくなったし、今では運動する時間が自分にとってのご褒美となっている。出先でもスタイルを褒められることが多くなったし、運動をしている人間だと認知されるようになった。子供や妻と一緒に出かけるときも、心なしか家族が誇らしげな顔をしているように思う(これは多分気のせい)。

次に酒をストレスのはけ口にすることがなくなったので、家族仲が非常に円満になった。細かい口論は今もあるがシリアスな喧嘩は皆無になった。仕事や育児や家事でたまった鬱憤は運動で解消するようになり、妻も非常に喜んでいる(子供は乗り心地の良いお腹がなくなって少し寂しそうだが)。酒を飲まなくなって、金の消費速度が明らかに減ったので、余剰分は家族との未来のために運用に回すようにしている(たまにカメラの機材も買うけど)。

最後に、生涯を通して続けて行きたいと思う趣味が一つ増えた。運動はきっとこれからも続けていく、休むことはあるかもしれないが、辞めることはきっとないと思う。僕の生涯の趣味に写真・料理・読書・映画(多趣味でしょ)があるが、それらに浸っている時のワクワクと同じものを、運動を通して日々感じている。早朝に静まり返った町を走る爽快感も、ネオンに彩られた町で浸るランナーズ・ハイも、好きな音楽を聞きながら走る長距離走も、本当に最高なのだ(ランニングの魅力については詳しくは別記事で)。

そして、子供が物心つくようになった時、アイアンマンの世界選手権の出場権獲得に挑戦したい(その前にサブスリーや富士ヒルでシルバーとかいっぱい目標もあるけど!)

子供がそれくらいのときに「努力が報われる姿」を見せることは、きっと非常に良い教育になるし、「努力が報われなかった姿」を見せることも、それはそれできっと良い教育になるのではないだろうか。

楽(らく)して痩せることは出来ないが、楽(たの)しく痩せることは出来る
結局ダイエットはこれに尽きる、楽して痩せる方法などない。適度な運動と、栄養のある食事、質の良い睡眠、もとい規則正しい生活。これらが揃ってはじめてダイエットは成功するのだ。

ダイエットに終わりはない、落としたい体重にリーチしたら、あとはそれを維持していかねばならない。なので、生活習慣の改善を趣味にするとか、そういったものを生活の一部に組み込むしかない。だからきっと、自分で楽しいと思える方法ではないと続かないと思う。

そしてもし、そういうものに出会い、それを続けていくメンタリティーを獲得できたのならば、それはダイエットを抜きにしても、人生の質を一段階引き上げてくれるに違いない。皆さんもぜひ良いダイエットライフを送ってください。

 

2022年6月5日週のトレーニングレポート

おはようございます、いい天気、今日はオフ(仕事はオン)。
私や私の周りのアスリートは、トレーニング日よりオフの日のほうがお腹すくんだけど、そういうものなんだろうか。

6月5日週の総練習時間は約19時間、ラン:60km・自転車:210km/6500m up。
仕事・家事・育児と並行しながらのトレーニングでは中々なボリュームに感じる。

サマリー

6/5:オフ
月曜は基本的にフルレスト、この週も例にもれず1日休み(仕事はある)。
圧倒的朝練派の私は、オフの日でも5時前に目が覚める、溜まった家事を一通りこなしても、時刻は5時半。やることもないので、早起きしてきた妻と映画(ワイルド・スピード-Sky mission、最近このシリーズを夫婦で鑑賞している)を見た。この映画、ステイサムとヴィン・ディーゼルドウェイン・ジョンソンを共演させようとする発想がヤバい、何もかも被りすぎている。

皆さん、キャラ被りすぎてますよね?

6/6:ランニング18km(うち10kmペース走)+自転車 SST 20km/647mup
僕は月曜は休みのスケジュールなので、火曜に高強度やメニューをこなすことが多い。この日は4時に起床、天候が安定していたためランニングを朝練で済ますことにする。
メニューは10kmのペース走、近所の公園まで走って、コンビニでカヌレを補給し、8kmジョグで帰る、ファミリーマートカヌレは美味しい

Stravaのインターフェースは、スマホの方が使いやすくないですか

最近のコンビニスイーツはレベルが高い

帰宅後、子供を保育園に送る。若い頃の私に似て、朝が弱い娘なのだければど、お気にいりの服を着ていると、スムーズに玄関を出てくれる。保育園から帰ってきて、SSTレーニングを行う。内容は閾値5分:テンポ5分を1セットとして計6セットをこなすというもの。前半と後半にレストにはさめれたVO2MAXが1分入る、これがキツイ。

結果としてトレーニングは完遂ならず(4本目で撃沈)。このメニューはランニングのあとにやるべきものではないように思った。

6/7:ランニング ジョグ 7km+自転車 フリーライド 45km/1400m up
この日も早起き、天気は崩れそうだったが1時間以内で帰ってくれば、雨雲は回避できそうだったので起床後外へ走り出す。前日の疲れが残っていたためジョグで7キロ、これほぼアクティブレストじゃね?

帰宅するも保育園の送りまでの間は自転車をやる、自転車も疲れがたまっていたので、Road to Sky(Zwiftの峠)をダラダラ走る。この日からZwift中にシャッターアイランドを視聴開始

6/8:ランニング ペース走10km+自転車フリーライド 50km/1600m up
この日も早起き、中枢神経系が動いてないと感じたため、自転車で体を目覚めさせる。Mountein8(Zwiftの600メートルの峠)を登り、そのまま10kmのペース走

帰宅後に締めにRoad to Sky。シャッターアイランドの結末が読めてきた。

6/9:自転車 アクティブレスト 20kmくらい
パン屋にパンを買いに行く、米粉パンは上手い、ブロンプトンは楽しい。帰ってきてシャッターアイランドのラスト15分くらいを見る。やっぱり予想通りだった。

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6/10:ランニング ペース走 30km +自転車 フリーライド 20km/640m up
土日のどちらかは早朝に長距離を走り込むことが多い。この日も30km走を行う。いつも通り10km~20kmの区間で垂れる、なぜかラスト10kmは元気、そして秋葉原で買ったケバブが美味い

昼から家族で水族館に行く、娘がイルカショーを見て興奮していた、魚を見ていたら寿司が食いたくなったので、夕飯に回転寿司を食べる

帰宅後、子供と屋内でアンパンマンごっこを実施。パンチしながらアンパンキックと叫んでいるが「それはアンパンチだよ」と教えるも、一向に改善の健康なし。
子供の寝かしつけ後に自転車に乗る、土日は平日よりも時間が取りにくいため、2部練にすることが多い。

6/11:自転車 フリーライド 40km/1500m
ZwiftでRoad to Skyを1.5本、ニセコクラシックの中継を見ながら実施。150kmのレースを見て、「同じ人間とは思えない」という感想を抱く。昼からは子供と浅草へ行く、隅田公園の遊具をたいそう気に入っていたため、また連れてこようと思う。子供を寝かしつけたら、1時間ほど自転車をやろうと思うも、寝かしつけ中に父が先に昇天。そんな感じの一週間。

 

はじめに

はじめまして、弊ブログに訪問いただきありがとうございます。
このブログでは主に以下のトピックについての記事を書いていくつもりです。

■写真とカメラとレンズの話
■日々のトレーニングの話
■自転車の機材の話
■子育てネタ
■あと料理とか栄養の話(これはかなり頻度低め)
■なんかしょうもない話も書くかも

私という人間について
お給料をいただく仕事の方は、しがない民間企業のしがないサラリーマンで、二児の父になる予定(二人目が再来週くらいに生まれてくる予定)です。

もともとは体重が0.1トンに迫る勢いだったのですが、さすがに体が限界を迎えたのか、年始に体調を崩し、病院からの帰り道にスマートローラを購入しました(ロードバイクは元々持っていた)。

スマートローラ、ロードバイクをエアロバイク化するツール、機能が充実していて色々具合が良い

そこからZwiftをはじめ、3ヶ月ほどで体重を75キロくらまで落とし、体が軽くなったことで調子に乗りランニングを始めました。このあたりからトライアスロンのロングディスタンスの出場を考えるようになってきて、今に至ります。

大体の週の練習ボリュームは、自転車:200km/6000m up・ランニング:65kmくらいです、めっちゃ早起きしてやっています、スイムは全然やってないです。トレーニングのWeekly reportも記事化する予定です。

そして、当面のレースの目標は以下の通りに設定しています。
■今年:フルマラソン(サブ4目標)
■来年:九十九里トライアスロンミドル出場&完走
■再来年:五島列島バラモンキング出場&完走

不健康デブが痩せてきたこれまでの過程と、アスリートになっていくこれからの過程を記せればいいと思っていますので、どうぞお付き合いください。