歳を重ねて気づいたことと。
今の僕の趣味は主に以下だ。
『料理・運動(自転車・水泳・ランニング)・写真・映画・読書』
このうちの映画と読書を除いたものは、学生時代は苦手、もしくは嫌いだったものだ。
料理は、社会に出たての頃、金が今以上にない時に、出来るだけ美味しいものを食べたいと思い、やるようになって好きになった。
写真は、子供が生まれた頃、二度とない一瞬を、出来るだけ等身大に近い形で残したいと思い、やるようになって好きになった。
運動は、太りすぎからくる疾患により、自身の心身や周りに大きな負担を強いている自覚を感じ、出来るだけ家族が誇れる父であり夫で居たいと思い、やるようになって好きになった。
これらは全て元々僕の人生とは無縁だと思っていたものだ。けれど今、それらの全てが僕の人生に欠かせないものとなった。そして、その全てに対して「もっと早く始めておけば良かった」と思っている。
人生はとても長くて、年を取れば当たり前に気づくことがある。
それは健康のこととか、お金のこととか、仕事のこととか、勉強のこととか、家族のこととか、人によっては他にもあるかもしれない。
そのような事を、年を重ねると当たり前に気づく事を、若い頃から無意識にやれるやつがいる。
何をやらせても一般的な成功を納める人間は、まぎれもなくそのタイプだ。
僕は気づくのに多くの時間を要したから、10代の頃から積んでるやつには絶対敵わないけれど、子供にはそういうものに気づける機会を沢山与えてあげたい。
こういうことは、自分で気づいて納得してこそ、初めて意味を持つからだ。